第111回 看護師国家試験 午前 問24 解説
📝 問題
成人に対する一次救命処置〔BLS〕において、胸骨圧迫と人工呼吸の回数比は( ):2である。( )に入るのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 成人のBLSでは胸骨圧迫と人工呼吸の回数比は30:2である。
成人の一次救命処置(BLS)では、胸骨圧迫と人工呼吸の回数比は30:2である。「押して30、吹いて2」でひと組と覚える。
胸骨圧迫は深さ約5cm(6cmを超えない)、1分間に100〜120回のテンポで行う。人工呼吸ができない場面やためらう場面では、胸骨圧迫だけを続けてよい。
BLS〈ビーエルエス〉とは
一次救命処置のこと。倒れた人にその場に居合わせた人が行う、胸骨圧迫・人工呼吸・AEDによる処置をさす。
- 1
5不正解
5:2は正しい比率ではない。
- 2
10不正解
10:2も規定の回数比ではない。
- 3
30正解
成人BLSの胸骨圧迫:人工呼吸=30:2が標準。
- 4
50不正解
50:2も誤り。標準は30:2である。
📚 国試でよく狙われるところ
一次救命処置は手順の順番を入れ替えて問われる。反応の確認から胸骨圧迫までを、流れのまま覚えよう。
- 手順:反応の確認 → 応援要請・119番・AED依頼 → 呼吸の確認(10秒以内) → 胸骨圧迫開始。
- 圧迫部位は胸骨の下半分。圧迫のたびに胸を完全に戻す(リコイル)ことと、中断を最小にすることが重要。
- AEDは電極パッドを貼り、解析・通電時は傷病者に触れない。除細動後は直ちに胸骨圧迫を再開する。
- 小児・乳児では、救助者が2人以上の場合の圧迫と換気の比は15:2とする。
参考: 日本蘇生協議会「JRC蘇生ガイドライン」
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について