第110回 看護師国家試験 午後 問68 解説
📝 問題
介護保険制度における地域密着型サービスはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 介護保険の地域密着型サービスに該当するのは小規模多機能型居宅介護である。
地域密着型サービスは、要介護者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう、市町村が指定・監督し原則としてその市町村の住民が利用する介護保険サービスである。小規模多機能型居宅介護は、通い・訪問・宿泊を柔軟に組み合わせて提供する代表的な地域密着型サービスである。
他の選択肢のうち、重度訪問介護と地域活動支援事業は障害者総合支援法に基づくサービスであり介護保険ではない。 特定施設入居者生活介護は有料老人ホームなどで受けるサービスだが、区分は居宅サービスであって地域密着型には当たらない(地域密着型には別に「地域密着型特定施設入居者生活介護」がある)。
重度訪問介護とは
重い肢体不自由や知的・精神障害があり常に介護が必要な人に、長時間まとめて自宅での介護と外出支援を行う障害福祉サービス。介護保険のサービスではない。
特定施設入居者生活介護とは
有料老人ホームやケアハウスなど、指定を受けた施設に入居している人が受ける介護保険サービス。施設で暮らしながら受けるが、区分は居宅サービスになる。
- 1
重度訪問介護不正解
重度訪問介護は障害者総合支援法に基づくサービスで、介護保険の地域密着型サービスではない。
- 2
地域活動支援事業不正解
地域活動支援事業は障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業で、介護保険ではない。
- 3
小規模多機能型居宅介護正解
小規模多機能型居宅介護は通い・訪問・宿泊を組み合わせる代表的な地域密着型サービスである。
- 4
特定施設入居者生活介護不正解
特定施設入居者生活介護は介護保険の居宅サービスに区分され、地域密着型サービスではない。
📚 混同しやすいので注意
地域密着型サービスは、介護保険か障害者総合支援法かを混ぜた選択肢で問われる。名前に「小規模」「認知症対応型」「夜間」「定期巡回」が付けば介護保険の地域密着型、と覚えよう。
- 小規模多機能型居宅介護(通い・訪問・宿泊を組み合わせる)/看護小規模多機能型居宅介護
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、認知症対応型通所介護、地域密着型通所介護
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護
- 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(定員29人以下)、地域密着型特定施設入居者生活介護
参考: 介護保険法
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について