第110回 看護師国家試験 午後 問1 解説
📝 問題
平成30年(2018年)の日本の出生数に最も近いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 平成30年の出生数は約91.8万人で、90万人が最も近い。
平成30年(2018年)の日本の出生数は約918,400人であり、選択肢の中では90万人が最も近い。出生数はこの前後で急速に減少しており、平成28年に初めて100万人を割り込み、その後も年々減少を続けている。
出題当時は年間90万人前後だったが、令和6年(2024年)は約68.6万人まで減った。合計特殊出生率も当時の1.42から1.15へ下がっており、「出生数も出生率も下がり続けている」と向きで覚えておくとよい。
合計特殊出生率とは
1人の女性が一生の間に産むと見込まれる子どもの数。15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計して求める。
- 1
60万人不正解
60万人は平成30年の出生数より30万人以上少なく、当時の水準に合致しない。
- 2
90万人正解
平成30年の出生数は約91.8万人で、90万人が最も近い。
- 3
120万人不正解
120万人は平成の初めごろの水準で、平成30年より30万人ほど多い。
- 4
150万人不正解
150万人は昭和50年代後半の水準で、平成30年の1.5倍を超える。
📚 国試でよく狙われるところ
出生の統計は、指標の名前だけ知っていても答えられない。何を数えた値なのかと、いまどのくらいなのかまで確かめておきたい。 出生数・死亡数・合計特殊出生率は人口動態統計から得られる。届出に基づき、出生・死亡・婚姻・離婚・死産の5事象を集計する。
- 合計特殊出生率は令和6年(2024年)で1.15と過去最低になった。
- 出生数は平成28年(2016年)に初めて100万人を下回り、令和6年(2024年)は約68.6万人。
- 人口が長期的に維持される水準(人口置換水準)は約2.07で、いまの値はこれを大きく下回っている。
- 出生に関する指標には、出生率(人口千対)・合計特殊出生率・総再生産率・純再生産率がある。
参考: 厚生労働省「人口動態統計」
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について