第107回 看護師国家試験 午後 問10 解説
📝 問題
股関節の運動を図に示す。 内転はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 股関節の内転は、下肢を体の正中線に近づける運動である。
股関節の内転は、下肢を正中線に近づける動きをいう。反対側の下肢へ近づけ、交差させる方向である。 反対の動きが外転で、下肢を正中線から外側へ離す。
図では、下肢が体の中心へ寄っているものが内転にあたる。
- 1
不正解
内転(下肢を正中線に近づける動き)を示す図ではない。
- 2
不正解
内転(下肢を正中線に近づける動き)を示す図ではない。
- 3
正解
下肢を正中線に近づける内転を示す図である。
- 4
不正解
内転(下肢を正中線に近づける動き)を示す図ではない。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
関節運動の名前は、基本の姿勢から正中線に対してどちらへ動くかで決まる。参考可動域の角度もあわせて覚えると、可動域測定の問題に対応できる。
- 内転=正中線に近づける、外転=正中線から遠ざける
- 内旋・外旋は下肢の長軸まわりの回旋(つま先が内・外を向く)
- 人工股関節全置換術(後方アプローチ)後は屈曲・内転・内旋の複合動作で脱臼しやすい
| 運動 | 参考可動域 |
|---|---|
| 屈曲 | 125度 |
| 伸展 | 15度 |
| 外転 | 45度 |
| 内転 | 20度 |
| 外旋 | 45度 |
| 内旋 | 45度 |
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会の参考可動域角度。
参考: 医学書院『系統看護学講座 人体の構造と機能』(関節運動の定義)
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について