第106回 看護師国家試験 午後 問20 解説
📝 問題
体位を図に示す。Sims〈シムス〉位はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ Sims〈シムス〉位は、体を前に倒して上側の膝を深く曲げた半腹臥位である。
Sims〈シムス〉位は、側臥位から体を前に倒し、うつぶせに近づけた半腹臥位である。 下側の腕を背中の後ろへ回し、上側の腕は前に置く。上側の膝を深く曲げて前へ出すと、胸と腹が寝床に近づき、体重が広い面で支えられる。
この姿勢では殿部が上を向いて肛門が扱いやすくなるため、直腸診のときにとる。腹部の圧迫が少ないので、妊婦や意識のない人が休む姿勢としても使う。
- 1
正解
下側の腕を背中に回し、上側の膝を深く曲げて体を前に倒した半腹臥位で、これがSims〈シムス〉位である。
- 2
不正解
うつぶせで顔を横に向け、両脚をまっすぐ伸ばした腹臥位である。背中の観察や、呼吸を助ける目的で用いる。
- 3
不正解
背中にクッションを当てて体をわずかに傾けた30度側臥位である。仙骨部への圧が分散するので褥瘡の予防に使う。
- 4
不正解
体を真横に向け、両脚をそろえて伸ばした側臥位である。体位変換や気道の確保で用いる。
📚 これとセットで理解しよう
体位は、名前とその体位で行う処置を入れ替えて問われる。姿勢の形だけでなく「何をするときの姿勢か」まで対にして覚えよう。
- Sims〈シムス〉位=直腸診。左を下にすると直腸からS状結腸への向きに沿う
- 砕石位=内診・分娩・肛門の処置。あおむけで両脚を開いて挙げる
- 半座位(ファウラー位)=上体を45度ほど起こす。横隔膜が下がって呼吸が楽になる
参考: 標準的な基礎看護学(体位と体位変換)
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について