第105回 看護師国家試験 午後 問62 解説
📝 問題
レスパイトケアの主な目的について適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ レスパイトケアの主な目的は、介護している家族が一時的に介護から離れて休息をとれるようにすることである。
レスパイトケアのレスパイトは「小休止」という意味で、在宅で介護をしている家族が一時的に介護から離れ、休息をとれるようにする支援である。支援が向く先は療養者本人ではなく介護者にある。
介護が長く続くと家族は疲れ、体調をくずしたり介護を続けられなくなったりする。 短期入所生活介護(ショートステイ)や通所サービス、日中の一時預かりを使い、在宅での介護を続けられる状態を保つのがねらいである。
- 1
高度な治療を集中的に行う。不正解
高度な治療を集中的に行うのは急性期の病院や集中治療室の役割である。
- 2
家族へ介護方法の指導を行う。不正解
介護方法の指導は家族が自分で介護できるようにする支援で、レスパイトケアが目指すのは家族が介護から離れて休むことである。
- 3
居宅サービス料金を補助する。不正解
利用料の軽減は介護保険の給付や自治体の助成が担う。
- 4
介護を行う家族のリフレッシュを図る。正解
家族が休息をとり、心身の疲れを回復できるようにするのがレスパイトケアである。
📚 ここも一緒におさえておこう
レスパイトケアは、どのサービスがその役目を担うかを入れ替えて問われる。サービス名と使われ方を対にして覚えよう。
- 短期入所生活介護(ショートステイ)は、施設に数日から数週間泊まって介護を受けるサービスで、家族の休息や冠婚葬祭のときに使う。
- 通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーションは日中を施設で過ごし、その間、家族は自分の用事や休息にあてられる。
- 小規模多機能型居宅介護は、通い・泊まり・訪問を1つの事業所で組み合わせられ、その日の状態に応じて使い分けられる。
参考: 在宅看護論(家族介護者への支援)/介護保険法にもとづく居宅サービス
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について