第104回 看護師国家試験 午前 問89 解説
📝 問題
改訂版デンバー式発達スクリーニング検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
✅ 正解
1・2
💡 解説
✅ 改訂版デンバー式発達スクリーニング検査は、0〜6歳を対象に4つの領域で発達を判定する。
改訂版デンバー式発達スクリーニング検査は、発達の遅れがないかを短い時間で見分けるふるい分けの検査である。 対象は0〜6歳で、個人-社会・微細運動-適応・言語・粗大運動の4領域を調べる。
判定は、その月齢の子どもの何%ができるかを示した帯と照らし合わせて行い、正常・疑問・異常といった区分で示す。点数や知能指数は出ない。 遅れが疑われた子を詳しい検査や支援につなぐところまでが役目である。
粗大運動とは
座る・立つ・歩くなど、体全体を使う大きな動き。
微細運動とは
手や指を使う細かい動き。積み木を積む、鉛筆で線を引くなどが含まれる。
- 1
4領域について判定を行う。正解
個人-社会・微細運動-適応・言語・粗大運動の4つを調べる。
- 2
適応年齢は0〜6歳である。正解
生後まもない時期から就学前までが対象になる。
- 3
判定結果は数値で示される。不正解
結果は正常・疑問・異常などの区分で示され、点数にはならない。
- 4
知能指数の判定が可能である。不正解
知能指数を求めるのは田中ビネー知能検査などの知能検査で、この検査では分からない。
- 5
1領域に10の検査項目がある。不正解
検査項目は4領域を合わせて100項目余りあり、1領域10項目という決まりはない。
📚 混同しやすいので注意
子どもの発達をみる検査は、名前と目的を入れ替えて問われる。「遅れをふるい分ける」検査と「知能を測る」検査を分けて覚えよう。
| 検査 | 何をみるか |
|---|---|
| 改訂版デンバー式発達スクリーニング検査 | 4領域の発達をふるい分ける。結果は正常・疑問・異常などで示す |
| 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 | 6領域を調べ、結果を発達年齢で示す |
| 津守式乳幼児精神発達診断法 | 保護者からの聞き取りで発達の様子をとらえる |
| 田中ビネー知能検査 | 知能指数を求める。ふるい分けではなく知能を測る検査 |
参考: 系統看護学講座 小児看護学概論
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について