第115回 看護師国家試験 午前 問90 解説
📝 問題
1,500mLの輸液を朝6時から18時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20滴で1mLの輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。解答:①②滴/分
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
42
💡 解説
✅ 1,500mL×20滴/mL÷720分=41.66…→四捨五入して42滴/分。
1分間の滴下数は、(総輸液量 × 1mLあたりの滴数)÷ 所要時間(分)で求める。
・朝6時から18時まで=12時間=720分 ・輸液セットは20滴=1mL(成人用)
1,500mL × 20滴/mL = 30,000滴 30,000滴 ÷ 720分 = 41.66…滴/分
小数点以下第1位を四捨五入して42滴/分が答えになる。
検算のコツは、先に1時間あたりの量を出すこと。1,500mL ÷ 12時間 = 125mL/時。 成人用(20滴/mL)なら1時間量 ÷ 3がほぼ1分間の滴下数になるので、125 ÷ 3 ≒ 41.7 → 42滴/分と一致する。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
輸液セットは1mLあたりの滴数が2種類ある。取り違えると投与量が3倍ずれるので、指示書と現物を必ず確認する。
- 成人用(一般用)輸液セット=20滴で1mL
- 小児用(微量用)輸液セット=60滴で1mL
- 小児用の早見=1分間の滴下数 = 1時間量(mL)(例 60mL/時 → 60滴/分)
- 10秒間の滴下数を数えて6倍すると、現場で素早く確認できる。
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術(輸液の管理)
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について