第114回 看護師国家試験 午後 問23 解説

⭐ 必修基礎看護学✔ 監修済み

📝 問題

輸血用血液製剤に分類されるのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 赤血球製剤は輸血用血液製剤に分類される。

血液製剤は大きく2つに分かれる。 ・輸血用血液製剤=献血血液から血球や血漿をそのまま分けたもの。全血・赤血球・血小板・血漿の4種類 ・血漿分画製剤=血漿から特定のたんぱくを取り出して精製したもの

輸血用血液製剤は生きた細胞の成分を含むため保存条件がきびしく、有効期間も短い。血漿分画製剤は製造の途中でウイルスを不活化するので、比較的長く保存できる。

  • 1

    免疫グロブリン製剤不正解

    血漿分画製剤。重い感染症や川崎病などに用いる。

  • 2

    血液凝固因子製剤不正解

    血漿分画製剤。血友病Aでは第Ⅷ因子、血友病Bでは第Ⅸ因子の製剤を補充する。

  • 3

    アルブミン製剤不正解

    血漿分画製剤。低アルブミン血症や出血性ショックで、循環血漿量を補うのに用いる。

  • 4

    赤血球製剤正解

    正しい。献血血液から赤血球を分けた輸血用血液製剤で、貧血や出血で酸素を運ぶ力を補う。

📚 国試でよく狙われるところ

輸血の副作用は、起こる時期で分けて問われる。

  • 輸血開始後5分間はベッドサイドで観察し、15分後にもう一度観察する
  • 実施前は患者本人・血液型・製造番号・有効期限・交差適合試験の結果を医療者2名で照合する
  • ABO不適合輸血は血管内溶血を起こし、発熱・腰背部痛・血色素尿・ショック・播種性血管内凝固に至る
  • 輸血関連急性肺障害は輸血中から終了後6時間以内に起こり、呼吸困難と低酸素血症、両側の肺に影が出る
  • 遅れて出る副作用は輸血後移植片対宿主病(輸血後1〜2週間。予防は血液製剤への放射線照射)や輸血後感染症
輸血用血液製剤の保存条件
製剤保存温度有効期間
赤血球液(RBC)2〜6℃採血後28日間
新鮮凍結血漿(FFP)-20℃以下採血後1年間
濃厚血小板(PC)20〜24℃(振盪)採血後4日間

参考: 輸血療法の実施に関する指針(厚生労働省)

出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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