第114回 看護師国家試験 午前 問67 解説
📝 問題
正期産の時期のノンストレステスト〈NST〉で正常なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 正期産の時期では、15bpm以上・15秒以上の一過性頻脈が20分間に2回以上あれば正常である。
ノンストレステストは、陣痛のない安静な状態で胎児の心拍を記録し、元気かどうかをみる検査。
正期産の時期では、15bpm以上・15秒以上続く一過性頻脈が20分間に2回以上みられれば正常と判定する。
一過性頻脈は、胎児が動いたときに心拍が上がる反応。神経が育っていて、酸素が足りていることを示す。
- 1
20分に2回以上の一過性頻脈がある。正解
正しい。20分間に15bpm以上・15秒以上の一過性頻脈が2回以上あれば良好と判断する(妊娠32週未満では10bpm以上・10秒以上が基準)。
- 2
胎児心拍数基線が80bpmである。不正解
胎児心拍数基線の正常は110〜160bpm。80bpmは強い徐脈で、臍帯の圧迫や胎児の状態の悪化を強く疑う。
- 3
基線細変動が5bpmである。不正解
基線細変動の正常は6〜25bpm。5bpmは細変動の減少で、赤ちゃんが眠っているだけのこともあるが、酸素不足を否定できない。
- 4
一過性徐脈がある。不正解
一過性徐脈は正常な所見に入らない。児頭の圧迫、臍帯の圧迫、胎盤の血流不足などを示す。
📚 国試でよく狙われるところ
胎児心拍の判読は数値をそのまま問われる。4項目の正常値を覚える。
| 項目 | 正常 | 異常の例 |
|---|---|---|
| 胎児心拍数基線 | 110〜160bpm | 頻脈(160bpmより速い)、徐脈(110bpmより遅い) |
| 基線細変動 | 6〜25bpm | 消失、減少(5bpm以下)、増加(26bpm以上) |
| 一過性頻脈 | 20分に2回以上(15bpm・15秒以上) | 認められない |
| 一過性徐脈 | 認めない | 早発(児頭の圧迫)/変動(臍帯の圧迫)/遅発(胎盤の血流不足)/遷延(2分以上10分未満) |
参考: 産婦人科診療ガイドライン 産科編(日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会)
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について