第112回 看護師国家試験 午前 問3 解説
📝 問題
喫煙指数(Brinkman〈ブリンクマン〉指数)を算出するために、喫煙年数のほかに必要なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ ブリンクマン指数は1日の平均喫煙本数×喫煙年数で求めるため、喫煙年数のほかに1日の平均喫煙本数が必要である。
ブリンクマン(Brinkman)指数は「1日の平均喫煙本数 × 喫煙年数」で算出される、喫煙量の累積を表す指標である。値が大きいほど肺がんなどの発症リスクが高いとされ、400以上でリスク増加、600以上で高リスクの目安とされる。
国試では喫煙関連指標の計算式が問われる。ブリンクマン指数=本数×年数、という単純な式を確実に覚えておけば即答できる。受動喫煙年数や家庭内の喫煙者数は健康影響の評価には重要だが、ブリンクマン指数の算出には用いない。
- 1
喫煙開始年齢不正解
喫煙開始年齢は参考情報だが、ブリンクマン指数の計算式には含まれない。
- 2
受動喫煙年数不正解
受動喫煙年数は本人の喫煙量とは別概念で、指数の算出には用いない。
- 3
家庭内の喫煙者数不正解
家庭内の喫煙者数は受動喫煙の評価に関わるが、指数の要素ではない。
- 4
1日の平均喫煙本数正解
1日の平均喫煙本数に喫煙年数を掛けることでブリンクマン指数が求まる。
📚 国試でよく狙われるところ
喫煙にかかわる数値・疾患・法制度は、まとめて問われる。
- ブリンクマン指数400以上で肺癌の危険性が高まり、600以上は高危険群とされる
- 禁煙治療(ニコチン依存症管理料)の対象は、35歳以上ではブリンクマン指数200以上が要件の一つ
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD〈シーオーピーディー〉)の最大の危険因子は長期・多量の喫煙であり、喫煙歴の把握が診断の手がかりになる
- 受動喫煙は本人の指数には含まれないが、健康増進法により多くの施設で屋内禁煙が義務づけられている
参考: 喫煙指数(Brinkman index)に関する標準的成人看護学・呼吸器病学の記載
出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について