第111回 看護師国家試験 午後 問8 解説

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📝 問題

次の時期のうち基礎代謝量が最も多いのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 基礎代謝量が最も多いのは青年期である。

基礎代謝量(総量)は成長と活動の盛んな時期に高く、加齢とともに低下する。 4つの時期のうち最も若い青年期が最も多い。 青年期以降は、壮年期・向老期・老年期と進むにつれて骨格筋量が減り、基礎代謝量は下がっていく。

注意すべき区別として、体重当たりの基礎代謝基準値(kcal/kg/日)は乳幼児期が生涯で最も高い。 一方、基礎代謝量の「総量(kcal/日)」は思春期から青年期(男性で15〜17歳ごろ)にピークを迎える。

加齢に伴う基礎代謝低下の主因は、除脂肪体重(とくに骨格筋量)の減少である。 国試では「加齢とともに基礎代謝は低下」「筋肉量が代謝を決める」という関係が繰り返し問われる。

除脂肪体重とは

体重から脂肪を除いた重さ。筋肉・骨・内臓などが含まれ、ここが多いほど基礎代謝量は大きくなる。

向老期とは

壮年期と老年期のあいだの時期。体力や心身の衰えを感じ始め、老年期に向けて生活を整えていく段階を指す。

  • 1

    青年期正解

    4区分の中で最も若い青年期が基礎代謝量が最も多く正しい。

  • 2

    壮年期不正解

    壮年期は青年期より筋肉量・代謝がやや低下している。

  • 3

    向老期不正解

    向老期はさらに骨格筋量が減り基礎代謝は低下する。

  • 4

    老年期不正解

    老年期は4区分で最も基礎代謝量が少ない。

📚 ここも一緒におさえておこう

基礎代謝量は、早朝空腹時・安静仰臥位・覚醒状態で測定した、生命維持に必要な最小限のエネルギー量である。加齢による低下の主因は除脂肪体重(骨格筋量)の減少。

  • 体重当たりの基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は1〜2歳で最も高く、以後は加齢とともに低下する。
  • 同年齢では男性のほうが女性より高い(除脂肪体重が多いため)。
  • 発熱・甲状腺機能亢進症で増加し、低栄養・甲状腺機能低下症で減少する。
  • 外気温の影響を受け、夏に低く冬に高いという季節変動がある。

出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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