第111回 看護師国家試験 午前 問9 解説
📝 問題
日本の女性における平均閉経年齢に最も近いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 日本人女性の平均閉経年齢は約50歳である。
日本人女性の平均閉経年齢はおよそ50歳である。 閉経とは月経が永久に止まった状態をいい、実際には最後の月経から12か月月経がないことで確認する。
閉経の前後5年ずつ、計約10年が更年期で、おおむね45〜55歳にあたる。この時期はエストロゲンが急に減り、ほてり(ホットフラッシュ)・発汗・動悸・不眠・気分の変調といった症状が出やすい。
エストロゲンとは
卵巣から分泌される女性ホルモン。子宮内膜を厚くするほか、骨量や血液中の脂質を保つ働きもある。
- 1
30 歳不正解
30歳での閉経は早発閉経(早発卵巣不全)にあたり、平均ではない。
- 2
40 歳不正解
40歳は更年期に入る前で、平均閉経年齢としては早い。
- 3
50 歳正解
日本人女性の平均閉経年齢は約50歳。更年期は前後5年ずつ。
- 4
60 歳不正解
60歳では閉経が遅すぎ、平均から外れる。
📚 ここも一緒におさえておこう
エストロゲンの低下は、更年期症状だけでなく閉経後の骨や血管の病気にもつながる。閉経とその後に起こることをひと続きで覚えよう。
- エストロゲン低下により骨吸収が亢進し、骨粗鬆症のリスクが高まる。
- LDLコレステロール上昇など脂質異常症を生じやすく、閉経後は動脈硬化性疾患が増える。
- 閉経が近づくと下垂体からのFSH(卵胞刺激ホルモン)が上昇する。
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について