第111回 看護師国家試験 午前 問31 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

社会福祉法に基づき社会福祉協議会が推進するのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 社会福祉協議会はボランティア活動の推進・支援を担う。

社会福祉協議会(社協)は社会福祉法に基づき、地域福祉の推進を目的として市町村・都道府県・全国の各段階に置かれる民間の非営利組織である。 中心的な役割の一つがボランティアセンターの運営で、ボランティアの育成・調整・支援を行う。ほかに生活福祉資金の貸付、心配ごと相談、地域の福祉の課題の把握なども担う。

他の選択肢は社協の事業ではない。がん対策はがん対策基本法に基づく国・都道府県の施策、男女共同参画は内閣府を中心とした施策、就労支援は公共職業安定所(ハローワーク)や就労支援事業所が担う。

  • 1

    がん対策不正解

    がん対策はがん対策基本法に基づく国・都道府県等の施策であり、社協の推進事業ではない。

  • 2

    男女共同参画不正解

    男女共同参画は内閣府を中心とした行政施策で、社会福祉法・社協の所管ではない。

  • 3

    就労の支援活動不正解

    就労支援はハローワークや障害者就労支援事業所などが担い、社協の中核事業ではない。

  • 4

    ボランティア活動正解

    社協はボランティアセンターを運営し、ボランティアの育成・調整・支援を推進する中核組織である。

📚 混同しやすいので注意

地域の相談機関は、根拠法と役割を入れ替えて問われる。機関名・根拠法・役割の3つを一組にして覚えよう。

  • 社会福祉協議会は市町村・都道府県・全国の各段階に置かれる民間の非営利組織。
  • 日常生活自立支援事業は、判断能力が不十分な人の福祉サービス利用援助・日常的金銭管理を行う(社協が実施)。
  • 生活福祉資金の貸付も社協の事業で、低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯が対象。
地域の主な機関と役割
機関根拠法主な役割
社会福祉協議会社会福祉法地域福祉の推進、ボランティア活動の支援
地域包括支援センター介護保険法総合相談、権利擁護、介護予防ケアマネジメント
保健所地域保健法広域的・専門的な保健サービス、感染症・難病対策
市町村保健センター地域保健法健康相談・保健指導・健康診査など住民に身近なサービス
福祉事務所社会福祉法生活保護など福祉六法に関する事務

参考: 社会福祉法

出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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