第109回 看護師国家試験 午後 問78 解説
📝 問題
看護師の特定行為で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 看護師の特定行為は診療の補助である。
看護師の特定行為は、診療の補助のうち、とくに高度な知識と技能が必要とされる行為をいう。 医師や歯科医師があらかじめ作った手順書にもとづいて、研修を修了した看護師が行う。
他の選択肢は、根拠と役割の分担がずれている。 制度の根拠は医師法ではなく保健師助産師看護師法である。 手順書を作るのは医師または歯科医師で、看護師が作るものではない。 手順書を交付して特定行為を指示する側には、医師だけでなく歯科医師も含まれる。
手順書とは
医師や歯科医師が前もって作っておく指示書。どんな状態の患者に、どの行為を、どこまで行い、どう報告するかを決めてある。
- 1
診療の補助である。正解
特定行為は診療の補助のうち高度な知識・技能を要する行為である。
- 2
医師法に基づいている。不正解
根拠法は医師法ではなく保健師助産師看護師法。
- 3
手順書は看護師が作成する。不正解
手順書は医師または歯科医師が作成する。
- 4
特定行為を指示する者に歯科医師は含まれない。不正解
特定行為を指示する者には歯科医師も含まれる。
📚 国試でよく狙われるところ
特定行為は、行為の数・手順書を作る人・根拠となる法律を入れ替えて問われる。3つを1組で覚えよう。
- 特定行為は38行為21区分で、研修を修了した看護師が手順書により実施する
- 手順書は医師または歯科医師が作成・交付する(看護師は作成しない)
- 特定行為研修は指定研修機関で行われ、共通科目と区分別科目で構成される
- 看護師の特定行為研修制度は保健師助産師看護師法にもとづき、2015年(平成27年)10月に始まった
- 例:脱水症状に対する輸液による補正、気管カニューレの交換、褥瘡・慢性創傷の壊死組織の除去など
参考: 保健師助産師看護師法
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について