第109回 看護師国家試験 午後 問61 解説
📝 問題
平成28年(2016年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 平成28年の出生数は過去10年で最低(約97.7万人)である。
平成28年(2016年)の人口動態統計では、出生数は約97万7千人で、統計開始以来はじめて100万人を割り込み、過去10年でみても最低の水準であった。
合計特殊出生率はこの年1.44であり、平成17年(2005年)の1.26が近年の最低値であるため「過去10年で最低」には当たらない。 少子化の指標として、出生数(実数)は減少を続ける一方、合計特殊出生率はやや回復・横ばいで推移している点を区別して理解しておきたい。 第1子出生時の母の平均年齢はこの年30.7歳で、晩産化が進んでいる。
合計特殊出生率とは
15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計した値。1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する。
- 1
出生数は過去10年で最低である。正解
平成28年の出生数は約97.7万人で初めて100万人を割り、過去10年で最低。
- 2
出生数は100万人を上回っている。不正解
平成28年の出生数は約97万7千人で、100万人を下回っている。
- 3
合計特殊出生率は過去10年で最低である。不正解
合計特殊出生率の近年の最低は平成17年の1.26。28年は1.44で最低ではない。
- 4
第1子出生時の母の平均年齢は30歳未満である。不正解
第1子出生時の母の平均年齢は平成28年で30.7歳であり、30歳未満ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
人口動態統計は、指標の名前と中身を入れ替えて問われる。指標ごとに、何を数えた値なのかを対にして覚えよう。
- 人口動態統計が扱う5事象=出生・死亡・死産・婚姻・離婚
- 出生数(実数)と合計特殊出生率(率)は動きが一致しないことがあるため、指標を区別して読む
- 近年も低下が続き、令和5年(2023年)の合計特殊出生率は1.20、出生数は約72万7千人だった
- 第1子出生時の母の平均年齢は30歳台前半で推移しており、晩産化が進んでいる
参考: 厚生労働省「人口動態統計」
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について