第109回 看護師国家試験 午後 問11 解説
📝 問題
大腸で吸収されるのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 大腸では主に水分(と電解質)が吸収される。
大腸の主な機能は水分と電解質の吸収であり、これにより便が固形化される。 大腸には消化酵素がほとんど分泌されない。
栄養素の消化・吸収は主に小腸で行われる。 脂質・糖質・蛋白質は小腸で消化酵素により分解され、小腸粘膜から吸収される。 大腸に達する内容物には、これらの栄養素はほとんど残っていない。
大腸では水分の吸収のほか、腸内細菌による発酵やビタミンK・一部のビタミンB群の産生も行われる。 国試では栄養素は小腸・水分は大腸という区別が繰り返し問われる。
- 1
脂質不正解
脂質は小腸で吸収され、大腸では吸収されない。
- 2
水分正解
大腸の主な機能は水分と電解質の吸収である。
- 3
糖質不正解
糖質は小腸で単糖まで分解され吸収される。
- 4
蛋白質不正解
蛋白質は小腸でアミノ酸まで分解され吸収される。
📚 一緒に確認しよう
消化管は、部位ごとに何を消化し何を吸収するかを入れ替えて問われる。部位と栄養素を対にして覚えよう。
- 胃…ペプシンによる蛋白質の消化。アルコールなど一部を吸収する
- 小腸…糖質・蛋白質・脂質・ビタミン・鉄・カルシウムを吸収。回腸でビタミンB12と胆汁酸を吸収する
- 大腸…水分・電解質の吸収と便の形成
- 大腸切除や持続する下痢では水分吸収が不十分となり脱水をきたしやすい
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について