第109回 看護師国家試験 午前 問17 解説
📝 問題
陰部洗浄に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 陰部洗浄に使用する湯の温度は38〜39℃が最も適切である。
陰部洗浄では、体温よりやや高い38〜39℃前後の微温湯を用いる。 陰部の皮膚・粘膜は敏感で、熱すぎると熱傷、冷たすぎると寒冷刺激となり、どちらも不快感を与える。
30〜31℃や34〜35℃は冷たく感じやすく、42〜43℃は熱傷の危険がある。
- 1
30〜31 ℃不正解
30〜31℃は低温で冷感を与え不快であり適切でない。
- 2
34〜35 ℃不正解
34〜35℃はやや低く、快適な洗浄温度としては不十分。
- 3
38〜39 ℃正解
38〜39℃は快適で安全な陰部洗浄の適温である。
- 4
42〜43 ℃不正解
42〜43℃は高温で熱傷や不快感のリスクがある。
📚 国試でよく狙われるところ
陰部洗浄は、湯の温度と洗う向きが入れ替えて問われる。 ケアごとの温度は数字のまま覚えよう。
- 陰部洗浄は前(尿道側)から後ろ(肛門側)へ向かって洗い、尿路感染を防ぐ
- 高齢者や糖尿病患者は温度感覚が鈍く熱傷を起こしやすいため、より慎重に温度を確認する
| ケア | 温度の目安 |
|---|---|
| 陰部洗浄の湯 | 38〜39℃前後の微温湯 |
| 全身清拭のタオル | 50〜55℃の湯で絞り、皮膚に当てる温度は40〜45℃程度 |
| 入浴 | 38〜41℃程度(高温は循環器への負担が大きい) |
| 足浴 | 38〜40℃前後 |
| 湯たんぽ(ゴム製) | 60℃程度の湯を2/3ほど入れ、空気を抜いて身体から10cm離す |
実施前に必ず看護師の前腕内側などで湯温を確かめ、患者にも熱くないか確認する。
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について