第109回 看護師国家試験 午前 問10 解説
📝 問題
球関節はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 球関節は肩関節である。
球関節(球状関節)は、球状の関節頭が受け皿状の関節窩にはまり、あらゆる方向へ動かせる多軸性の関節である。 代表は肩関節(肩甲上腕関節)と股関節で、本問で当てはまるのは肩関節である。
他の3つは形が違い、膝関節は蝶番関節、下橈尺関節は車軸関節、手根中手関節は母指で鞍関節である。
- 1
肩関節正解
肩関節は球関節で、多軸性にあらゆる方向へ動く。
- 2
膝関節不正解
膝関節は主に蝶番関節で、屈伸を行う一軸性が主体。
- 3
下橈尺関節不正解
下橈尺関節は車軸関節で回内・回外を行う。
- 4
手根中手関節不正解
手根中手関節は母指で鞍関節など、球関節ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
関節は、形の分類と代表例を入れ替えて問われる。「何軸で、どの方向に動くか」まで一組にして覚えよう。
| 分類 | 運動 | 代表例 |
|---|---|---|
| 球関節 | 多軸性(あらゆる方向) | 肩関節。股関節は臼状関節(球関節の一種) |
| 蝶番関節 | 一軸性(屈曲・伸展) | 腕尺関節・指節間関節・距腿関節 |
| 車軸関節 | 一軸性(回旋) | 上橈尺関節・下橈尺関節・正中環軸関節 |
| 鞍関節 | 二軸性 | 母指の手根中手関節 |
| 楕円(顆状)関節 | 二軸性 | 橈骨手根関節・中手指節関節 |
| 平面関節 | わずかな滑り | 椎間関節・手根間関節 |
膝関節は主に蝶番関節として働くが、屈曲時にわずかな回旋も加わる(顆状関節の性質をもつ)。
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について