第108回 看護師国家試験 午後 問2 解説
📝 問題
平成28年(2016年)の国民生活基礎調査における通院者率が男女ともに最も高いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 平成28年(2016年)国民生活基礎調査で、男女ともに通院者率が最も高い傷病は高血圧症である。
国民生活基礎調査の通院者率(人口千対)は、傷病別にみると男女ともに高血圧症が最も高い。 高血圧は加齢とともに有病率が上がり、生活習慣病の代表として長期の服薬・通院管理を要するため、通院者率が突出して高くなる。 男性では糖尿病、女性では脂質異常症や眼の病気などが続く。 令和4年(2022年)の調査でも、男女ともに1位は高血圧症である。
糖尿病も通院者率の高い傷病だが、男女ともの1位ではない。 腰痛症は有訴者率では上位にくるが、通院者率では最上位にならない。 眼の病気も通院者率は比較的高いものの、高血圧症には及ばない。
人口千対とは
人口1,000人あたりの数で表した割合。通院者率なら、1,000人のうち何人が通院しているかを示す。
- 1
糖尿病不正解
糖尿病は通院者率が高い傷病だが、男女ともの1位ではない。
- 2
腰痛症不正解
腰痛症は有訴者率では上位だが、通院者率で男女とも最上位ではない。
- 3
高血圧症正解
高血圧症は男女ともに通院者率が最も高い。
- 4
眼の病気不正解
眼の病気は通院者率が比較的高いが、高血圧症には及ばない。
📚 混同しやすいので注意
国民生活基礎調査は「有訴者率」と「通院者率」を入れ替えて問われる。 訴えの1位と通院の1位は違う、と対で覚えよう。
| 指標 | 意味 | 上位にくるもの |
|---|---|---|
| 有訴者率 | 自覚症状を訴えている者の割合(人口千対) | 男女とも腰痛が上位 |
| 通院者率 | 医療機関などに通院している者の割合(人口千対) | 男女とも高血圧症が最上位 |
「訴え=腰痛」「通院=高血圧症」と対で覚える。
参考: 厚生労働省「国民生活基礎調査」
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について