第107回 看護師国家試験 午後 問88 解説

一般母性看護学✔ 監修済み

📝 問題

妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。

✅ 正解

2・3

💡 解説

✅ 排卵された卵子は卵管采に取り込まれて卵管に入り、卵管膨大部で精子と融合して受精する。

卵巣から排卵された卵子は、卵管采に取り込まれて卵管へ入る。 卵管膨大部で精子と出会い、精子と卵子が融合して受精が成立する。 受精卵は卵管内を移動しながら卵割を繰り返し、桑実胚・胚盤胞となって子宮に到達し、排卵後6〜7日目ごろに子宮内膜へ着床する。

他の選択肢は、卵胞の成熟段階・卵割の場所・着床の時期のいずれかがずれている。 排卵が起こるのは成熟した卵胞からであり、2細胞期になるのは卵管の中、着床は排卵後3日目ではなく6〜7日目である。

卵管采とは

卵管の卵巣側にある、指を広げたような形の先端。排卵された卵子をすくい上げて卵管へ送り込む。

  • 1

    原始卵胞から卵子が排出される。不正解

    卵子が排出されるのは成熟した卵胞(グラーフ卵胞)で、原始卵胞から直接排出されるのではない。

  • 2

    排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。正解

    排卵された卵子は、卵管采に取り込まれて卵管内へ入る。

  • 3

    受精は精子と卵子との融合である。正解

    受精は卵管膨大部で精子と卵子が融合する現象である。

  • 4

    受精卵は子宮内で2細胞期になる。不正解

    受精卵は卵管内で卵割を始め、2細胞期になるのも卵管の中である。

  • 5

    着床は排卵後3日目に起こる。不正解

    着床は排卵(受精)後およそ6〜7日目に起こる。

📚 これとセットで理解しよう

排卵から着床までの流れと、妊娠週数の数え方はセットで問われる。どちらも日数で押さえよう。

  • 流れは排卵→卵管采が捕捉→卵管膨大部で受精→卵割(卵管内)→桑実胚・胚盤胞→着床
  • 着床は受精後6〜7日ごろに始まり、11〜12日ごろに完了する
  • 妊娠週数は最終月経初日を妊娠0週0日として数える
  • 分娩予定日は最終月経初日に280日(40週0日)を加えた日(ネーゲレ概算法)
  • 受精能をもつ期間は、卵子が約24時間、精子が約48〜72時間

参考: 系統看護学講座 母性看護学/産科婦人科学

出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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