第107回 看護師国家試験 午前 問23 解説
📝 問題
充塡された酸素ボンベの保管方法で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 酸素ボンベの保管場所は火気厳禁とする。
酸素は支燃性(燃焼を助ける性質)があるため、酸素ボンベの保管場所は火気厳禁とする。 保管は40℃以下で直射日光の当たらない換気のよい場所とし、転倒を防ぐため立てて固定する。 可燃物や油脂類との接触も避ける。
国試では医療ガスの安全管理が頻出。 横倒しの保管は転倒・破損の危険があり、バルブの開放は酸素の漏出につながる。 日当たりの良い場所は高温になり危険である。 「酸素=支燃性=火気厳禁・高温回避・立てて保管」と結びつけて覚えておく。
- 1
横に倒して保管する。不正解
横に倒すと転倒・破損の危険があるため、立てて保管する。
- 2
保管場所は火気厳禁とする。正解
酸素は支燃性があるため、保管場所は火気厳禁とする。
- 3
バルブを開放して保管する。不正解
バルブは閉じて保管する。開放すると酸素が漏出し危険である。
- 4
日当たりの良い場所で保管する。不正解
日当たりの良い場所は高温になり危険で、直射日光を避けるべきである。
📚 国試でよく狙われるところ
酸素ボンベは、保管の条件・残量の計算・色による見分けがまとめて問われる。計算式と色をセットで覚えよう。 酸素残量は残量(L)≒容器内容積(L)×圧力計の値(MPa)×10で概算できる(充填圧14.7MPaの3.4L容器で約500L)。 使用可能時間=残量÷流量で計算し、搬送前に必ず確認する。
- 酸素そのものは燃えないが燃焼を助ける(支燃性)ため、火気・油脂類を近づけない。
- 保管は40℃以下、直射日光を避け、転倒防止のため立てて固定する。
- ボンベの塗色は酸素=黒、二酸化炭素=緑、窒素=ねずみ色、亜酸化窒素=青。
- 配管端末(アウトレット)の識別色は酸素=緑、亜酸化窒素=青、治療用空気=黄、吸引=黒で、ボンベの色とは異なる。
参考: 医療安全 医療ガス・高圧ガスの管理
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について