第107回 看護師国家試験 午前 問17 解説

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📝 問題

他の医薬品と区別して貯蔵し、鍵をかけた堅固な設備内に保管することが法律で定められているのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 鍵をかけた堅固な設備内での保管が法律で定められているのはフェンタニルである。

フェンタニルは麻薬に該当し、麻薬及び向精神薬取締法により、他の医薬品と区別して鍵をかけた堅固な設備(麻薬金庫)に保管することが義務づけられている。 麻薬は施用・保管・廃棄のすべてに厳格な規定がある。

国試では薬剤の法的分類と保管規定が頻出。 ヘパリン・インスリン・リドカインはいずれも麻薬ではなく、通常の医薬品として管理される。 「モルヒネやフェンタニルなどの麻薬は、鍵をかけた堅固な設備で保管」と結びつけて覚えておく。

フェンタニルとは

がんの痛みや手術中の鎮痛に使う強い医療用麻薬。貼付剤・注射剤・口腔粘膜から吸収させる製剤がある。

  • 1

    ヘパリン不正解

    ヘパリンは抗凝固薬で麻薬ではなく、特別な保管規定の対象ではない。

  • 2

    インスリン不正解

    インスリンは要冷所保存だが、麻薬のような鍵付き堅固設備の規定はない。

  • 3

    リドカイン不正解

    リドカインは局所麻酔薬・抗不整脈薬で麻薬ではない。

  • 4

    フェンタニル正解

    フェンタニルは麻薬であり、鍵をかけた堅固な設備での保管が法律で定められている。

📚 国試でよく狙われるところ

麻薬は、保管方法だけでなく、余った薬と記録の扱いまでが問われる。 麻薬の残液や空アンプルは廃棄せず、麻薬管理者に返却する。 施用の記録(麻薬帳簿)は法定期間保存し、紛失・破損などの事故は都道府県知事に届け出る。

薬剤の法的区分と保管
区分根拠法保管方法・表示
麻薬麻薬及び向精神薬取締法他の医薬品と区別し、鍵をかけた堅固な設備内に保管
向精神薬麻薬及び向精神薬取締法盗難防止のため施錠できる場所に保管
毒薬医薬品医療機器等法他の医薬品と区別し施錠して保管。黒地に白枠・白字で品名と「毒」
劇薬医薬品医療機器等法他の医薬品と区別して保管(施錠は不要)。白地に赤枠・赤字で品名と「劇」

参考: 麻薬及び向精神薬取締法

出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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