第106回 看護師国家試験 午後 問15 解説
📝 問題
飛沫感染するのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 飛沫感染するのはインフルエンザである。
飛沫感染は、咳やくしゃみ、会話で飛び散る5μm以上の水滴(飛沫)を吸い込んで起こる。飛沫は重いため1〜2mで落下し、それより遠くには届かない。 防ぐにはサージカルマスクを使い、患者と距離をとる。空気感染とは違い、N95マスクや陰圧個室までは要らない。
疥癬はヒゼンダニが皮膚から皮膚へうつる接触感染、コレラとA型肝炎は汚染された水や食べ物からうつる経口感染である。
疥癬とは
ヒゼンダニが皮膚の角層に寄生して起こる病気。強いかゆみが出て、皮膚どうしの接触や寝具を介してうつる。
- 1
疥癬不正解
疥癬はヒゼンダニが皮膚に寄生して起こり、皮膚と皮膚の接触や寝具を介してうつる。
- 2
コレラ不正解
コレラはコレラ菌に汚染された水や食べ物からうつり、激しい水様下痢を起こす。
- 3
A型肝炎不正解
A型肝炎は汚染された水や生の貝などからうつる経口感染である。
- 4
インフルエンザ正解
インフルエンザは咳やくしゃみで飛び散る飛沫を吸い込んで感染する。
📚 国試でよく狙われるところ
感染経路は、疾患名と経路の組合せを入れ替えて問われる。空気感染する3つを先に覚え、残りを飛沫・接触に振り分けよう。
- 空気感染は結核・麻疹・水痘の3つ。飛沫核が空中を漂うのでN95マスクと陰圧個室が要る
- 飛沫感染はインフルエンザ・風疹・百日咳など。サージカルマスクと距離の確保で防ぐ
- 接触感染はMRSA・ノロウイルス・疥癬など。手指衛生が基本
参考: 厚生労働省「医療機関における院内感染対策について」/系統看護学講座 基礎看護学
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について