第106回 看護師国家試験 午前 問38 解説
📝 問題
看護における情報について正しいのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 観察して得た食事摂取量は客観的情報である。
看護で扱う情報は2つに分かれる。 客観的情報(Oデータ)は、看護師が観察・測定・検査で確かめられる事実。 主観的情報(Sデータ)は、患者や家族が言葉で語る訴えや思いである。
食事摂取量は看護師が見て記録するので客観的情報に入る。痛みや不安のように本人にしか分からないものが、主観的情報になる。
- 1
尺度で測定された患者の心理状態は主観的情報である。不正解
逆。尺度を使って測った心理状態は数値として記録でき、だれが確かめても同じ結果になる客観的情報である。
- 2
入院費用に関する患者の不安は客観的情報である。不正解
入院費用に対する不安は、患者本人が感じて語ったこと。主観的情報に入る。
- 3
観察した食事摂取量は客観的情報である。正解
看護師が観察して確かめた食事摂取量は、記録に残せる事実で客観的情報になる。
- 4
既往歴は主観的情報である。不正解
既往歴は過去にかかった病気という事実で、診療録などで確認できる客観的情報である。
📚 国試でよく狙われるところ
情報の種類は、具体例をどちらに振り分けるかで問われる。「測れる・見えるならO、語られたならS」で判断しよう。 客観的情報の例はバイタルサイン・検査データ・体重・表情・観察した動作。主観的情報の例は痛みの訴え・吐き気・不安・退院後の希望。 両方をそろえて書く記録の形式がS・O・A・Pで、S(主観的情報)・O(客観的情報)・A(アセスメント)・P(計画)の順に並べる。
参考: 系統看護学講座 基礎看護学(看護過程)
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について