第105回 看護師国家試験 午後 問7 解説
📝 問題
加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 加齢に伴い老年期に上昇するのは空腹時血糖である。
加齢では体の働きの多くが低下する。そのなかで上がるものを覚えておくと選びやすい。 代表が空腹時血糖で、インスリンが効きにくくなり糖を処理する力が落ちるため、少しずつ高くなる。
腎臓へ流れる血液の量、1分間に出し入れできる空気の最大量、神経が刺激を伝える速さは、いずれも加齢とともに下がる。
神経伝導速度とは
神経が刺激を伝える速さ。加齢で遅くなり、とっさの反応が鈍くなる。
- 1
腎血流量不正解
腎血流量は加齢とともに減り、血液をこし出す力(糸球体濾過量)も下がる。薬が体に残りやすくなる。
- 2
最大換気量不正解
最大換気量は、呼吸に使う筋力の低下と肺の弾力の低下によって加齢とともに減る。
- 3
空腹時血糖正解
空腹時血糖は加齢とともに上がる。インスリンが効きにくくなるためで、食後の血糖の上がり方はさらに大きくなる。
- 4
神経伝導速度不正解
神経伝導速度は加齢とともにゆるやかに低下する。とっさの反応が遅くなり、転倒につながりやすい。
📚 国試でよく狙われるところ
加齢による変化は「下がるもの」と「上がるもの」を入れ替えて問われる。数の少ない上がる側を先に覚えると迷わない。
- 加齢で上がるのは、収縮期血圧・空腹時血糖・残気量・体脂肪率。
- 加齢で下がるのは、腎血流量・肺活量・基礎代謝量・体内の水分量・唾液の分泌量など。
- 体内の水分量が減るため、高齢者は脱水になりやすい。のどの渇きも感じにくくなる。
参考: 老年看護学
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について