第105回 看護師国家試験 午後 問64 解説
📝 問題
看護基準の目的で最も適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 看護基準は、提供する看護の水準をあらかじめ定めて質を保証するためのものである。
看護基準は、患者の状態や疾患ごとに提供する看護の内容と水準をあらかじめ定めた文書である。誰が担当しても一定の水準を下回らないようにするために置かれ、ねらいは看護の質の保証にある。
似た言葉の看護手順は、清拭や採血などの技術をどういう順序でどう行うかまで具体的に示したもの。 基準は「どこまでやるか」、手順は「どうやるか」と分けて覚える。
- 1
看護の質の保証正解
看護基準は提供する看護の水準を定め、担当者が変わっても質が落ちないようにする。
- 2
個別的な看護の促進不正解
一人ひとりに合わせた看護は、基準を土台にして個別の看護計画で組み立てる。基準が示すのは全員に共通する枠である。
- 3
看護業務の負担の軽減不正解
業務が効率よく進むのは基準を整えた結果として得られるもので、基準が目指すのは提供する看護の水準を保つことである。
- 4
高度な看護技術の提供不正解
高度な技術の提供は専門看護師・認定看護師の育成や院内研修が担う。看護基準が定めるのは全員が満たすべき水準である。
📚 混同しやすいので注意
看護基準・看護手順・看護計画は名前が似ていて、役割を入れ替えて問われる。何を決める文書かで見分けよう。
| 文書 | 定めるもの |
|---|---|
| 看護基準 | 疾患や状態ごとに提供する看護の内容と水準 |
| 看護手順 | 個々の看護技術の具体的な進め方 |
| 看護計画 | その患者一人に合わせた目標と具体策 |
参考: 看護管理(看護基準・看護手順)/日本看護協会「看護業務基準」
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について