第105回 看護師国家試験 午後 問53 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

日本の平成24年(2012年)における周産期死亡率(出産千対)について正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 平成24年(2012年)の周産期死亡率は出産千対4.0である。

周産期死亡は、妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡(生後1週未満の死亡)を合わせたものをいう。 周産期死亡率は、これを出産千対(出生数に妊娠満22週以後の死産数を加えた数で割る)で表す。分母に死産が入るのが特徴である。

出題時点の平成24年(2012年)は4.0だった。その後も低下し、2024年(令和6年)は3.3で、近年は横ばいで推移している。 日本の周産期死亡率は、世界でもっとも低い水準にある。

死産とは

妊娠12週以後に、亡くなった胎児を出産すること。周産期死亡に数えるのは、このうち妊娠満22週以後のもの。

  • 1

    2.0不正解

    平成24年の値より低い。周産期死亡率は大きく下がったが、近年は3.3前後で推移している。

  • 2

    4.0正解

    平成24年(2012年)の周産期死亡率。妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡を合わせた数を、出産千対で表した値である。

  • 3

    6.0不正解

    6.0は1990年代後半の水準である。そこから下がり続けて、平成24年には4.0になった。

  • 4

    8.0不正解

    8.0は1990年代前半の水準である。この20年ほどで周産期死亡率はおよそ半分になった。

📚 混同しやすいので注意

母子保健の指標は、数える期間と分母を入れ替えて問われる。「何を数えるか」と「何で割るか」を対にして覚えよう。

母子保健の主な指標と分母
指標数えるもの分母
周産期死亡率妊娠満22週以後の死産+早期新生児死亡出産千対
死産率妊娠満12週以後の死児の出産出産千対
早期新生児死亡率生後1週(7日)未満の死亡出生千対
新生児死亡率生後4週(28日)未満の死亡出生千対
乳児死亡率生後1年未満の死亡出生千対
妊産婦死亡率妊娠中〜妊娠終了後42日未満の女性の死亡出産10万対

参考: 厚生労働省「人口動態統計」(平成24年・令和6年)

出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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