第105回 看護師国家試験 午後 問29 解説

一般人体の構造と機能✔ 監修済み

📝 問題

腎臓について正しいのはどれか。

✅ 正解

3

💡 解説

✅ 腎静脈は下大静脈に合流する。

腎臓は左右に1つずつあり、後腹膜に位置する。 血液は腹大動脈から直接分かれた腎動脈で入り、ろ過されたあと腎静脈から下大静脈へ戻る。

右の腎臓は上に肝臓があるため、左よりも半椎体ほど低い位置にある。

後腹膜とは

腹膜の後ろ側の場所。腹腔の中には入っておらず、体の背中側に近い。

  • 1

    腹腔内にある。不正解

    腎臓があるのは腹膜の後ろで、腹腔の中ではない。腹膜におおわれているのは前面だけである。

  • 2

    左右の腎臓は同じ高さにある。不正解

    右の腎臓は上にある肝臓に押されて、左よりも少し低い位置にある。

  • 3

    腎静脈は下大静脈に合流する。正解

    左右の腎静脈はどちらも下大静脈に注ぐ。下大静脈は体の右寄りを通るため、左の腎静脈のほうが長い。

  • 4

    腎動脈は腹腔動脈から分かれる。不正解

    腎動脈は腹大動脈から直接分かれる。腹腔動脈から分かれるのは、胃・肝臓・脾臓へ向かう動脈である。

📚 混同しやすいので注意

腹部の臓器は、腹腔の中にあるものと腹膜の後ろにあるものが入れ替えて問われる。「背中側にあるものは後腹膜」とまとめて覚えよう。

  • 後腹膜にあるのは腎臓・副腎・尿管・膵臓・十二指腸と、腹大動脈・下大静脈
  • 腹腔の中にあるのは胃・空腸・回腸・横行結腸・肝臓・脾臓で、腹膜に包まれて間膜で腹壁につながっている
  • 背中側から触れたり穿刺したりできるのは、後腹膜にある臓器である

参考: 系統看護学講座 解剖生理学

出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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