第105回 看護師国家試験 午前 問13 解説
📝 問題
高齢者の体重に占める水分量の割合に最も近いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 高齢者の体重に占める水分量はおよそ50〜55%で、55%が最も近い。
体内の水分量が体重に占める割合は、年齢とともに減っていく。 ・新生児=約80% ・乳児=約70% ・成人=約60% ・高齢者=約50〜55%
高齢者で減るのは主に細胞内液である。筋肉は水分を多く含む組織なので、加齢で筋肉量が減ると体内の水分も一緒に減る。 水分の余力が小さいうえに口渇も感じにくいため、脱水を起こしやすい。
細胞内液とは
細胞の中にある水分。体液のうち最も多くを占め、成人では体重の約40%にあたる。
- 1
45%不正解
45%は高齢者でも低い。加齢で細胞内液が減っても、体重の50〜55%は水分が占める。
- 2
55%正解
高齢者の体内水分量はおよそ50〜55%で、これに最も近い。
- 3
65%不正解
65%は成人の約60%よりさらに高く、高齢者には当てはまらない。
- 4
75%不正解
75%は乳児から新生児にかけての水準である。
📚 ここも一緒におさえておこう
体液は「どこにどれだけあるか」と、高齢者の脱水の防ぎ方・見つけ方が問われる。成人の60%を細胞内40%・細胞外20%に割る形で覚えよう。
- 成人の体液は細胞内液40%・細胞外液20%で、細胞外液の内訳は間質液15%と血漿5%。
- 高齢者は口渇を感じにくいので、時間を決めて水分をとるよう促す。
- 高齢者の脱水は、口腔粘膜の乾燥や皮膚のツルゴール低下、短期間での体重減少で気づく。
参考: 標準的な生理学(体液の区分と加齢変化)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について