第104回 看護師国家試験 午後 問65 解説
📝 問題
正常な月経周期に伴う変化で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 排卵期にはエストロゲンが最も多くなり、頸管粘液が増量する。
月経周期は卵胞期・排卵期・黄体期に分かれ、エストロゲンとプロゲステロンの増減にあわせて体が変化する。
排卵が近づくとエストロゲンが最も多くなり、子宮の入口から出る頸管粘液が増える。 粘液は透明でよく伸びる性質に変わり、精子が子宮の中へ入りやすい状態をつくる。 この変化は、妊娠しやすい時期を知る手がかりにもなる。
残る3つは、起こる時期かホルモンの出どころが入れ替わっている。
- 1
排卵期には頸管粘液が増量する。正解
排卵期は卵胞から出るエストロゲンが最も多くなる時期で、頸管粘液は量が増え、透明でよく伸びるようになる。
- 2
月経の直後は浮腫が生じやすい。不正解
逆。むくみが出やすいのは月経前の黄体期で、プロゲステロンの働きで体に水分がたまる。月経が始まると軽くなる。
- 3
黄体から黄体形成ホルモン〈LH〉が分泌される。不正解
黄体形成ホルモンを出すのは下垂体前葉である。黄体から出るのはプロゲステロンとエストロゲンで、子宮内膜を妊娠に備えた状態に保つ。
- 4
基礎体温は月経終了後から徐々に上昇して高温相になる。不正解
月経が終わってから排卵までは低温相が続く。体温が上がるのは排卵の後で、プロゲステロンの働きで高温相に入る。
📚 国試でよく狙われるところ
基礎体温のグラフは、体温が上がる時期とその理由を入れ替えて問われる。「体温を上げるのはプロゲステロン、上がるのは排卵の後」と対にして覚えよう。
- 低温相と高温相の境目が排卵で、高温相はおよそ14日間続く
- 高温相が3週間以上続くときは妊娠を疑う
- 低温相と高温相に分かれない(単相性の)グラフは、排卵が起きていない可能性を示す
参考: 系統看護学講座 母性看護学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について