第104回 看護師国家試験 午後 問29 解説
📝 問題
ホルモンとその産生部位の組合せで正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ レニンは腎臓で作られる。
レニンは、腎臓の糸球体の入口にある傍糸球体細胞から分泌される。血圧が下がったり、腎臓を流れる血液が減ったりしたときに出る。
レニンが引き金となってアンジオテンシンⅡが作られ、血管を締める。あわせて副腎皮質からアルドステロンが出て、ナトリウムと水を体にとどめる。この一連の働きで血圧が上がる。
傍糸球体細胞とは
腎臓の糸球体の入り口にある細胞。流れてくる血液の量や圧が下がったことを感じ取り、レニンを出す。
- 1
エリスロポエチン ── 膵臓不正解
エリスロポエチンを作るのも腎臓である。骨髄に働きかけて赤血球を増やす。
- 2
アドレナリン ── 副腎皮質不正解
アドレナリンを出すのは副腎髄質である。皮質から出るのはアルドステロンやコルチゾールなどのステロイドホルモン。
- 3
成長ホルモン ── 視床下部不正解
成長ホルモンを出すのは下垂体前葉である。視床下部が出すのは、その分泌を促す放出ホルモン。
- 4
レニン ── 腎臓正解
腎臓の傍糸球体細胞から分泌され、血圧を上げる仕組みの出発点になる。
📚 国試でよく狙われるところ
ホルモンは、名前と出どころを入れ替えて問われる。まぎらわしい組をまとめて対にして覚えよう。
| ホルモン | 産生部位 |
|---|---|
| レニン、エリスロポエチン | 腎臓 |
| アドレナリン、ノルアドレナリン | 副腎髄質 |
| アルドステロン、コルチゾール | 副腎皮質 |
| 成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン | 下垂体前葉 |
| 抗利尿ホルモン(バソプレシン)、オキシトシン | 視床下部で作られ下垂体後葉から出る |
参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能 解剖生理学
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について