第104回 看護師国家試験 午前 問58 解説

一般老年看護学✔ 監修済み

📝 問題

手指の巧緻性が低下している高齢者が操作しやすい補聴器の種類はどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 本体もつまみも大きく手元で操作できるポケット型補聴器が、指先の細かい動きが苦手な高齢者には扱いやすい。

ポケット型補聴器は本体が箱の形で大きく、電源スイッチも音量つまみも大きい。本体を胸のポケットなどに入れ、コードでイヤホンにつなぐので、手元を見ながら操作できる。指先の細かい動きが苦手な人でも扱いやすい。

耳あな型と耳かけ型は小型で目立たない反面、電池の入れ替えや音量の調節に細かい指の動きが要る。骨導補聴器は音を振動に変えて頭の骨から内耳へ伝えるもので、外耳や中耳に障害があって音が伝わりにくい人に使う。操作のしやすさで選ぶ種類ではない。

  • 1

    骨導補聴器不正解

    音を振動に変えて頭の骨から内耳へ伝える補聴器である。外耳や中耳の障害で音が伝わりにくい人に使うもので、手指の動きに合わせて選ぶものではない。

  • 2

    耳あな型補聴器不正解

    耳の穴に収まる小型の補聴器。目立たないが、本体も電池もつまみも小さく、細かい指の動きが要る。

  • 3

    耳かけ型補聴器不正解

    耳の後ろにかけて使う補聴器。耳あな型より大きいものの、つまみは小さく、装着そのものにも指先の細かさが要る。

  • 4

    ポケット型補聴器正解

    本体が箱型で大きく、スイッチもつまみも大きい。胸元で手元を見ながら操作でき、指先の動きが苦手でも扱える。

📚 ここも一緒におさえておこう

補聴器は、種類の選び方だけでなく、使い始めの支援と話しかけ方まで続けて問われる。機器と関わり方を1組にして覚えよう。

  • 使い始めは静かな場所で短い時間から慣らし、少しずつ使う時間と場所を広げる。
  • 話すときは正面から、ふつうの速さで、低めの声ではっきりと。大声は響いて聞き取りにくい。
  • ピーピーという音が出るときは、耳せんが耳に合っていないことが多い。

参考: 系統看護学講座 老年看護学

出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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