第103回 看護師国家試験 午後 問8 解説
📝 問題
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 保健師助産師看護師法が看護師に定めている義務は秘密の保持である。
保健師助産師看護師法は、業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないという秘密の保持(守秘義務)を看護師に課している。 この義務は退職後も、資格を失ったあとも続く。守るのは在職中だけではない。
同じ法律には、2年ごとの業務従事者届や、看護師でない者が看護師と名乗ってはならない名称独占も定められている。
- 1
看護研究不正解
看護研究は看護の質を高めるための取り組みで、法律上の義務ではない。同法が求めているのは、研修を受けて資質の向上に努めることである。
- 2
記録の保存不正解
保健師助産師看護師法が記録の保存を義務づけているのは、助産師の助産録だけである。看護記録の保存は医療法にもとづく病院の義務にあたる。
- 3
秘密の保持正解
業務上知った人の秘密を漏らさないことが保健師助産師看護師法に定められており、退職後も続く。
- 4
関係機関との連携不正解
関係機関との連携は看護の実践に欠かせないが、同法が義務として定めているものではない。同法が看護師に課す義務としては、秘密の保持や業務従事者届が挙げられる。
📚 混同しやすいので注意
守秘義務は、どの職種がどの法律で縛られているかを入れ替えて問われる。助産師だけ別の法律である点を対にして覚えよう。 保健師・看護師・准看護師の守秘義務は保健師助産師看護師法に定められている。 助産師の守秘義務は刑法にあり、医師・薬剤師・弁護士などと同じ扱いになる。
参考: 保健師助産師看護師法/刑法
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について