第103回 看護師国家試験 午後 問41 解説
📝 問題
学習の特徴について誤っているのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 学習とは経験によって行動が長く続く形で変わることで、情報の一時的な獲得はこれにあたらない。
学習とは、経験を通じて行動が比較的長く続く形で変わることをいう。 中心にあるのは覚えた量ではなく行動の変化で、一度覚えてすぐ忘れる一時的な記憶はここに入らない。
学習は、まわりの環境から影響を受けながら進む。 うまくできたときにほめられる、楽になるといった報酬があると、その行動は繰り返されやすくなる(強化)。
患者教育でもこの考え方を使う。 生活のなかで実行できる小さな目標を立て、できたことを一緒に確かめていくと、行動が身につきやすい。
- 1
環境の影響を受ける。不正解
学習は環境の影響を受ける。同じ内容でも、周囲の支えや生活の状況によって身につき方が変わる。
- 2
報酬によって強化される。不正解
報酬は学習を強める。望ましい行動のあとにほめられたり楽になったりすると、その行動は繰り返されやすくなる。
- 3
永続的な行動の変容である。不正解
学習は比較的永続的な行動の変容である。すぐに元へ戻る一時的な変化は学習に含めない。
- 4
情報の一時的な獲得である。正解
情報を一時的に覚えることは学習にあたらない。学習は、経験を通じて行動が長く続く形で変わることをいう。
📚 ここも一緒におさえておこう
成人の学習は、子どもの学習との違いで問われる。大人は「経験から・必要に迫られて」学ぶ、と押さえよう。
- なぜ必要かが納得できると、学ぶ意欲が高まる
- これまでの生活経験そのものが学習の材料になる
- いま困っていること、すぐ使えることから学びたがる
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 看護学概論
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について