第103回 看護師国家試験 午後 問40 解説
📝 問題
カウンセリングの基本的態度で適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ カウンセリングの基本的態度として適切なのは受容である。
カウンセリングでは、相手の話を良い悪いで判断せず、そのまま受け止める姿勢が土台になる。 これが受容で、相手の感じ方を尊重して聴くことをいう。
受容とあわせて求められるのが、相手の気持ちを相手の立場で感じ取る共感と、聴く側が自分を偽らない自己一致である。 この3つがそろうと、患者は安心して自分の気持ちを話せるようになる。
- 1
同情不正解
同情は、相手のつらさを自分の側の気持ちとして感じてしまうこと。相手の立場に立って理解する共感とは区別する。
- 2
指導不正解
指導は、こうすべきだと方向を示すかかわり。カウンセリングでは、答えを与えるより本人が気づいていく過程を支える。
- 3
受容正解
受容は、相手の話を良い悪いで判断せず、ありのままに受け止める態度である。
- 4
評価不正解
評価は、相手の言動に価値づけをすること。評価されていると感じると、本音は話しにくくなる。
📚 ここも一緒におさえておこう
カウンセリングは、態度の名前と中身を入れ替えて問われる。ロジャーズが示した3つの条件を対にして覚えよう。
- 受容(無条件の肯定的関心)=良い悪いを決めず、そのまま受け止める
- 共感(共感的理解)=相手の気持ちを、相手の立場に立って感じ取る
- 自己一致(純粋性)=聴く側が自分の気持ちに正直で、取り繕わない
参考: 系統看護学講座 精神看護学
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について