第103回 看護師国家試験 午後 問38 解説
📝 問題
社会福祉に関係する職種とその業務についての組合せで正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 居宅サービス計画(ケアプラン)を作成するのは介護支援専門員である。
介護保険では、要介護と認定された人がサービスを使うときに居宅サービス計画(ケアプラン)をつくる。 これを担うのが介護支援専門員(ケアマネジャー)で、本人や家族の希望を聞き、課題を分析して計画にまとめ、サービス事業者との調整も行う。
残る3つは、決定や交付を担うのが職種ではなく行政である。 精神障害者保健福祉手帳を交付するのは都道府県知事、生活保護を決めるのは福祉事務所、要介護度を認定するのは市町村である。
- 1
精神保健福祉士 ── 精神障害者保健福祉手帳の発行不正解
精神保健福祉士が行うのは、精神障害のある人の相談援助と社会復帰の支援。手帳を交付するのは都道府県知事である。
- 2
介護支援専門員 ── 居宅サービス計画の作成正解
介護支援専門員は、要介護認定を受けた人の居宅サービス計画を作成し、サービス事業者との連絡調整を行う。
- 3
介護福祉士 ── 生活保護の認定不正解
介護福祉士が行うのは、食事・入浴・排泄などの介護と、介護に関する指導。生活保護の決定は福祉事務所が行う。
- 4
社会福祉士 ── 要介護度の認定不正解
社会福祉士が行うのは、福祉に関する相談援助。要介護度は、介護認定審査会の判定にもとづいて市町村が認定する。
📚 国試でよく狙われるところ
福祉の職種は、資格の名前と実際にできることを入れ替えて問われる。「相談にのる職種」と「決定する行政」を分けて覚えよう。
| 職種 | 主な業務 | 根拠となる法律 |
|---|---|---|
| 社会福祉士 | 福祉に関する相談援助と関係者との連絡調整 | 社会福祉士及び介護福祉士法 |
| 介護福祉士 | 心身の状況に応じた介護と、介護に関する指導 | 社会福祉士及び介護福祉士法 |
| 精神保健福祉士 | 精神障害のある人の相談援助と社会復帰の支援 | 精神保健福祉士法 |
| 介護支援専門員 | 居宅サービス計画の作成とサービス事業者との連絡調整 | 介護保険法 |
参考: 厚生労働省「介護保険制度の概要」
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について