第103回 看護師国家試験 午前 問43 解説

一般人体の構造と機能✔ 監修済み

📝 問題

前腕の動きを肩部上方から撮影した写真(別冊No.3 ①〜④)を別に示す。前腕の回外を示すのはどれか。

✅ 正解

3

💡 解説

✅ 手のひらを上に向ける動きが前腕の回外である。

前腕の回旋は、手のひらの向きで見分ける。 手のひらを上に向ける動きが回外、下に向ける動きが回内である。 どちらも橈骨が尺骨の周りを回ることで起こる。 回外は、手のひらを上にしてスープの皿を持つ形と覚えるとよい。

写真は肩の上から見下ろして撮られている。 手のひらがこちら側を向いているものが回外、手の甲が見えているものが回内である。 残りの2枚は手のひらの向きが動作前と変わっておらず、腕全体の向きが動いただけで前腕は回っていない。

  • 1

    ①不正解

    手のひらは上にも下にも向かず、親指側が上のままである。腕全体の向きが変わっただけで、前腕は回っていない。

  • 2

    ②不正解

    これも手のひらの向きは動作前と同じで、腕全体が別の向きへ動いた状態である。

  • 3

    ③正解

    手のひらが上を向いており、前腕の回外にあたる。

  • 4

    ④不正解

    手の甲が上を向いている。これは手のひらを下に向ける回内である。

📚 国試でよく狙われるところ

関節の動きは、名称と向きを入れ替えて問われる。手のひらの向きで回内・回外を見分けよう。 前腕の回内・回外は、親指が上を向いた中間位を0度として、それぞれ0〜90度動く。 ドアノブを回す、ねじを締めるといった日常の動作は、この回旋があって成り立つ。

参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能/日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会 関節可動域表示ならびに測定法

出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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