第103回 看護師国家試験 午前 問21 解説
📝 問題
酸素吸入中に使用を禁止するのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 酸素吸入中はライターの使用を禁止する。
酸素そのものは燃えないが、まわりのものが燃えるのを激しく助ける性質(支燃性)をもつ。 酸素が濃くなった場所に火があると、ふだんなら燃えにくい衣類や寝具まで一気に燃え広がる。ライターやマッチのような火気は使わせない。
火のもとにならない電気製品や装身具は、酸素吸入中でも使える。火を扱うものは酸素の機器やボンベから2m以上離す。
支燃性とは
自分は燃えないが、まわりのものが燃えるのを激しく助ける性質。酸素にはこの性質がある。
- 1
携帯電話不正解
電波が医療機器に影響しないよう、使う場所や距離の決まりはある。火のもとにはならないので、酸素吸入そのものを妨げない。
- 2
ライター正解
火そのものを扱う道具で、酸素が濃い場所では引火して火災や大やけどにつながる。
- 3
電動歯ブラシ不正解
電池で動く口腔ケアの道具である。火とは無関係で、酸素吸入中も使ってよい。
- 4
磁気ネックレス不正解
磁石を使った装身具である。火とは無関係で、そのまま身につけていてよい。
📚 ここも一緒におさえておこう
在宅酸素療法では、火災の事故が繰り返し報告されている。「火を近づけない・火を持ち込まない」の2つを家族にも伝えよう。
- 調理はガスコンロを避け、電磁調理器にする。仏壇のろうそくや線香も火のもとになる
- たばこは本人だけでなく、周囲の人にも吸わないでもらう
- 酸素ボンベは倒れないように固定し、直射日光と高温を避けて保管する
参考: 厚生労働省 在宅酸素療法における火気の取扱いに関する注意喚起/系統看護学講座 基礎看護学 基礎看護技術Ⅱ
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について