第103回 看護師国家試験 午前 問19 解説
📝 問題
薬物の有害な作用を予測するために収集する情報はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 薬物の有害な作用を予測するには過敏症の有無を確認する。
薬を使う前に必ず確かめるのは、過去に薬でアレルギー症状(過敏症)が出たことがあるかどうかである。 以前に発疹・かゆみ・息苦しさを起こした薬をもう一度使うと、同じ反応がより強く出て、アナフィラキシーに進むことがある。
残る3つは、投与量を決めたり生活の援助を考えたりするときに使う情報で、有害な作用を前もって知る手がかりにはならない。
問診では薬だけでなく、食物・消毒薬・ラテックスへのアレルギーもあわせて聞く。以前に出た症状の内容と時期まで記録しておく。
過敏症とは
薬や食物などに体が過剰に反応してしまうこと。発疹やかゆみで済むこともあれば、血圧低下や呼吸困難まで進むこともある。
- 1
身長不正解
体重と合わせて体表面積を求め、抗癌薬などの投与量を決めるときに使う情報である。
- 2
過敏症の有無正解
過去に薬で発疹・かゆみ・息苦しさが出たことがあるかを確かめる。同じ薬を再び使うとアナフィラキシーを起こすおそれがある。
- 3
1日水分摂取量不正解
脱水やむくみの評価、水分の出入りを管理するときに使う情報である。
- 4
運動障害の有無不正解
移動や食事の介助をどこまで行うかを考えるときに使う情報である。
📚 国試でよく狙われるところ
アナフィラキシーは「まず何をするか」を入れ替えて問われる。投与を止める→応援を呼ぶ→アドレナリンの順で覚えよう。
- 皮膚のかゆみ・発疹から始まり、咳・息苦しさ・血圧低下へ短い時間で広がる
- 気づいたらその場で薬の投与を止め、患者から離れずに応援を呼ぶ
- 治療の第一選択はアドレナリンの筋肉内注射で、大腿の前外側に打つ
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 基礎看護技術Ⅱ/日本アレルギー学会 アナフィラキシーガイドライン
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について