第114回 看護師国家試験 午後 問1 解説
📝 問題
日本の令和4年(2022年)の人口動態統計で、女性の死亡数が最も多い悪性新生物〈腫瘍〉(malignant neoplasm)の発生部位はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 女性のがん死亡数が最も多い部位は大腸である。
令和4年(2022年)の人口動態統計では、女性のがん死亡数の第1位は大腸である。以下、肺・膵・乳房・胃と続く。
男性は第1位が肺で第2位が大腸、男女計では肺が第1位。女性だけ大腸が1位と覚えておくとよい。
- 1
肺不正解
女性では第2位。男性や男女計では第1位だが、女性は喫煙率が低く大腸には及ばない。
- 2
子宮不正解
子宮頸がんと子宮体がんを合わせても年間約7千人で、女性の上位5部位には入らない。
- 3
大腸正解
正しい。年間約2万5千人で女性の第1位。食生活の欧米化と高齢化を背景に増えてきた。
- 4
乳房不正解
かかる人の数(罹患数)では女性の第1位だが、早期発見と治療の進歩で死亡数は第4位にとどまる。
📚 混同しやすいので注意
かかる人の数(罹患数)と亡くなる人の数(死亡数)は順位が違う。問題文がどちらを聞いているかを必ず確かめよう。
- 罹患数の第1位は男性が前立腺、女性が乳房
- 日本人の死因は第1位悪性新生物、第2位心疾患、第3位老衰(令和4年)
- 大腸は「結腸」と「直腸」を合わせた数字で集計される
| 順位 | 男性 | 女性 | 男女計 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 肺 | 大腸 | 肺 |
| 2位 | 大腸 | 肺 | 大腸 |
| 3位 | 胃 | 膵 | 胃 |
| 4位 | 膵 | 乳房 | 膵 |
| 5位 | 肝 | 胃 | 肝 |
参考: 厚生労働省「令和4年(2022年)人口動態統計(確定数)」
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について