第113回 看護師国家試験 午後 問90 解説
📝 問題
20滴で1mLの輸液セットを用いて500mLの輸液を3時間30分かけて実施する場合の1分間の滴下数を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。 解答:①②滴
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
48
💡 解説
✅ 1分間の滴下数は48滴である。
滴下数は「必要な総滴下数 ÷ 投与時間(分)」で求める。まず総滴下数は、輸液量500mLに1mLあたりの滴数20滴を掛けて、500×20=10,000滴となる。次に投与時間3時間30分を分に直すと、3×60+30=210分である。
1分間の滴下数は10,000÷210=47.6…滴となり、小数点以下第1位を四捨五入して48滴/分となる。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
滴下数の計算は、式を1つ覚えれば解ける。数字をどこに入れるかだけ間違えないようにしよう。
- 1分間の滴下数=輸液量(mL)×1mLの滴数÷投与時間(分)
- 微量用(60滴/mL)では「1時間あたりのmL数=1分間の滴下数」となり暗算しやすい
- 実際の調整では10秒間の滴下数×6でおおよその1分間の滴下数を確認する
- 滴下数を合わせても体位や刺入部の状態で速度は変わる。定期的に残量と滴下状態を確認する
| 輸液セット | 1mLあたりの滴数 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 成人用(一般用) | 20滴 | 一般的な輸液 |
| 小児用(微量用) | 60滴 | 小児、微量・厳密な投与 |
参考: 輸液の滴下数計算(総滴下数÷投与時間)
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について