第113回 看護師国家試験 午前 問46 解説

📝 問題

自助具を図に示す。関節リウマチによって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具は長柄ブラシである。

長柄ブラシは柄が長く、腕を大きく挙上しなくても背中や足先まで届くようにした自助具である。

肩関節に痛みがあると、体を洗う・髪をとかすといった動作のたびに腕を上げることになり、そのつど痛みが強まる。道具の柄を伸ばして手の届く範囲を広げれば、肩を大きく動かさずに同じ動作ができ、関節への負担が減る。

関節リウマチでは「動かさない」のではなく、痛む関節に無理をさせずに生活動作を続けられるようにすることが目標になる。

  • 1

    万能カフ不正解

    万能カフは握力低下時に食具などを手に固定する自助具で、肩関節の負担軽減が目的ではない。

  • 2

    長柄ブラシ正解

    長柄ブラシは腕を大きく挙げずに届くため、肩関節を動かす負担を軽減できる。

  • 3

    コップホルダー不正解

    コップホルダーは把持を助ける自助具で、肩関節の負担軽減を目的としない。

  • 4

    ボタンエイド不正解

    ボタンエイドはボタンかけの手指動作を補助する自助具である。

📚 これとセットで理解しよう

自助具は「どの機能の低下を補うか」で選ぶ。関節リウマチでは痛みや変形のある関節への負担を減らす関節保護の視点が加わる。

  • 関節保護の原則=大きな関節を使う、力を分散させる、変形を助長する動作(強い把持・ひねり)を避ける、休息と活動のバランスをとる。
  • 関節リウマチの朝のこわばりは1時間以上続くのが特徴で、活動開始時刻の調整も支援に含まれる。
主な自助具と適応
自助具補う機能主な対象
長柄ブラシ、リーチャー、ソックスエイドリーチ(手の届く範囲)の拡大肩・股関節の可動域制限、人工股関節置換術後
万能カフ握力の代償(スプーン等を手に固定)頸髄損傷、著しい握力低下
太柄・曲がりスプーン、ばね付き箸把持・巧緻性の補助関節リウマチ、片麻痺
ボタンエイド手指の巧緻動作の補助関節リウマチ、手指の変形
すべり止めマット、片手用まな板片手での固定片麻痺

参考: 関節リウマチの関節保護と自助具

ClaudeによるAI生成を活用した解説です

出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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