第113回 看護師国家試験 午前 問24 解説
⭐ 必修成人看護学
📝 問題
直流除細動器の使用目的はどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 直流除細動器は、洞調律を回復させる目的で使う。
直流除細動器は、心室細動・無脈性心室頻拍という致死的な不整脈に電流を流し、心筋を一斉に脱分極させて異常な電気の乱れを止める機器である。 そのあと洞結節が働きを取り戻し、洞調律に戻ることをねらう。
心室細動は放置すれば数分で死に至るため、早い除細動が救命の鍵になる。自動体外式除細動器(AED)も同じ原理である。 「除細動=洞調律に戻す」と押さえる。
- 1
血圧の上昇不正解
血圧の上昇は除細動の目的ではない。
- 2
呼吸の促進不正解
呼吸の促進は除細動の目的ではない。
- 3
体温の上昇不正解
体温の上昇は除細動の目的ではない。
- 4
洞調律の回復正解
致死的不整脈を停止させ、正常な洞調律の回復を図る。
📚 混同しやすいので注意
電気ショックが効く不整脈と効かない不整脈を分けて覚える。心静止と無脈性電気活動には除細動の適応がないため、胸骨圧迫とアドレナリン投与を続ける。
- AEDのパッドは右前胸部(鎖骨下)と左側胸部に貼る。胸毛・貼付薬・ペースメーカ植込み部位は避け、体が濡れていれば拭き取る。
- 心停止の生存率は除細動までの時間に依存し、1分遅れるごとに約7〜10%低下するとされる。
| 項目 | 除細動(非同期) | カルディオバージョン(同期) |
|---|---|---|
| 適応 | 心室細動、無脈性心室頻拍 | 心房細動・心房粗動、脈のある心室頻拍 |
| 同期 | R波に同期しない | R波に同期(心室細動の誘発を防ぐ) |
| 意識 | なし | ある場合は鎮静を行う |
参考: 標準的な救急医療(除細動の適応と目的)
ClaudeによるAI生成を活用した解説です
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について