第109回 看護師国家試験 午後 問24 解説
📝 問題
仰臥位における褥瘡の好発部位はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 仰臥位での褥瘡好発部位は踵骨部である。
仰臥位では、骨が突出して体圧が集中する部位に褥瘡が好発する。選択肢のなかでは踵骨部が該当する。 仰臥位の代表的な好発部位は仙骨部・踵骨部・後頭部・肩甲骨部・肘頭部である。
褥瘡は、骨突出部が持続的に圧迫されて組織の血流が滞ることで生じる。 体位が変われば突出する骨も変わるため、好発部位も変わる。
他の選択肢は別の体位での好発部位である。大転子部と内顆部(内果部)は側臥位、膝関節部は腹臥位でみられる。 国試では、体位と好発部位を入れ替えて問われる。寝ている姿を思いうかべて、どこの骨が当たるかで考えよう。
- 1
踵骨部正解
踵骨部は仰臥位での褥瘡の好発部位である。
- 2
内顆部不正解
内顆部(内果部)は側臥位での好発部位である。
- 3
膝関節部不正解
膝関節部は腹臥位での好発部位である。
- 4
大転子部不正解
大転子部は側臥位での好発部位である。
📚 ここも一緒におさえておこう
褥瘡は骨突出部に生じる。予防は、その部位にかかる圧とずれを取り除くことが軸になる。
- 体位変換は2時間ごとが基本(体圧分散寝具の使用時は間隔を延長できる)
- 30度側臥位は骨突出部への圧を分散する体位として推奨される
- ずれを防ぐためベッドの頭側挙上は30度までとし、挙上後は背抜きを行う
| 体位 | 好発部位 |
|---|---|
| 仰臥位 | 後頭部・肩甲骨部・肘頭部・仙骨部・踵骨部 |
| 側臥位 | 耳介部・肩峰部・大転子部・膝関節顆部・内果部/外果部 |
| 腹臥位 | 前額部・前胸部・腸骨部・膝関節部・足趾部 |
| 坐位 | 尾骨部・坐骨結節部 |
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について