第109回 看護師国家試験 午後 問21 解説
📝 問題
標準予防策(スタンダードプリコーション)で感染源として取り扱うのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 標準予防策で感染源として扱うのは唾液である。
標準予防策(スタンダードプリコーション)では、血液・体液・分泌物・排泄物(汗を除く)・粘膜・損傷した皮膚を感染性があるものとして取り扱う。 唾液は体液・分泌物にあたるため、感染源として扱う。
重要な例外は汗である。汗だけは感染源として扱わないと定められており、この点は国試で繰り返し問われる。
爪や頭髪は損傷のない皮膚と同じ扱いで、体液・分泌物ではないため対象にならない。 標準予防策はすべての患者に適用する感染対策の基本である。
- 1
汗不正解
汗は標準予防策で唯一、感染源として扱わないと定められている。
- 2
爪不正解
爪は損傷のない皮膚と同じ扱いで、感染源としては扱わない。
- 3
唾液正解
唾液は分泌物であり、感染源として取り扱う。
- 4
頭髪不正解
頭髪も損傷のない皮膚と同じ扱いで、感染源としては扱わない。
📚 国試でよく狙われるところ
病原体が判明している場合は、標準予防策に感染経路別予防策を追加する。 経路と疾患の組合せ、病原体ごとの手洗いの方法が入れ替えて問われるので、対にして覚えよう。
- 手指衛生は最も基本の感染対策。1処置1手洗いを徹底する
- ノロウイルスや、芽胞をつくるクロストリジオイデス・ディフィシルはアルコールが効きにくく、流水と石けんによる手洗いを行う
| 予防策 | 主な対象 | 対応 |
|---|---|---|
| 空気感染予防策 | 結核・麻疹・水痘 | N95マスク、陰圧個室 |
| 飛沫感染予防策 | インフルエンザ・風疹・流行性耳下腺炎・百日咳 | サージカルマスク、個室または1〜2mの距離 |
| 接触感染予防策 | MRSA・ノロウイルス・疥癬 | 手袋・ガウン、器具の専用化 |
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について