第109回 看護師国家試験 午前 問60 解説

一般小児看護学✔ 監修済み

📝 問題

女子の思春期の特徴で正しいのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ GnRHの分泌開始により性腺が刺激され、思春期の月経が開始する。

思春期には視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH〈ジーエヌアールエイチ〉)の分泌が活発になり、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH〈エフエスエイチ〉)と黄体形成ホルモン(LH〈エルエイチ〉)が分泌されて、卵巣がエストロゲンを産生する。 この流れが働き始めることで初経(月経)が起こる。

初経の平均は約12歳で、9歳での発来は早発にあたる。身長の急な伸び(発育スパート)は月経が始まる前にみられ、そのあとに初経を迎えるのが一般的である。第二次性徴は乳房の発育→陰毛の発生→初経の順に進み、陰毛が先ではない。 初経は卵巣だけで決まるのではなく、視床下部から下垂体、卵巣へとつながる指令で始まる、と流れで覚える。

  • 1

    9歳で初経が発来する。不正解

    初経の平均は約12歳で、9歳での発来は早発にあたる。

  • 2

    月経開始後に身長の発育が加速する。不正解

    身長の発育スパートは月経開始前にみられ、開始後に加速するのではない。

  • 3

    陰毛が発生した後に乳房の発育が始まる。不正解

    二次性徴は乳房発育→陰毛発生の順で、順序が逆である。

  • 4

    性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)によって月経が開始する。正解

    GnRHの分泌により性腺が刺激され、思春期に月経が開始する。

📚 国試でよく狙われるところ

思春期は、二次性徴が起こる順序と時期を入れ替えて問われる。女子と男子で「何から始まるか」を対にして覚えよう。

  • 女子の二次性徴は乳房の発育→恥毛(陰毛)の発生→身長の発育スパート→初経の順に進む
  • 初経が10歳6か月未満で来るのは早発で、18歳になっても来なければ原発性無月経という
  • 二次性徴の進行はTannerの分類(乳房・陰毛の発達段階)で評価する
  • 男子の二次性徴は精巣の増大から始まり、陰毛発生・変声・精通と進む
  • 初経後しばらくは無排卵性周期が多く、月経周期が不順になりやすい

出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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