第108回 看護師国家試験 午後 問9 解説
📝 問題
成人の体重に占める体液の割合で最も高いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 成人の体重に占める割合が最も高い体液区分は細胞内液である。
成人の体液は体重の約60%を占め、その約2/3(体重の約40%)が細胞内液、残り約1/3(体重の約20%)が細胞外液である。 細胞外液はさらに間質液(約15%)と血漿(約5%)に分けられる。
細胞内液>間質液>血漿という順序を、体重比とともに覚えると計算問題や輸液の理解にもつながる。 リンパ液は間質液がリンパ管に入ったもので、体液の大区分には数えない。
- 1
血漿不正解
血漿は細胞外液の一部で体重の約5%にすぎず、最も高くはない。
- 2
間質液不正解
間質液は体重の約15%で、細胞内液より少ない。
- 3
細胞内液正解
細胞内液は体重の約40%を占め、体液区分で最も多い。
- 4
リンパ液不正解
リンパ液は間質液由来の一部で、体液の大区分として最大ではない。
📚 一緒に確認しよう
体液の割合は年齢で変わり、小児は脱水を起こしやすい。
| 時期 | 体液の割合 |
|---|---|
| 新生児 | 約80% |
| 乳児 | 約70% |
| 成人 | 約60% |
| 高齢者 | 約50% |
小児は体重あたりの水分量が多く必要水分量も多いため、下痢や発熱で容易に脱水に陥る。
参考: 標準生理学
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について