第108回 看護師国家試験 午後 問54 解説
📝 問題
乳幼児の正常な言語発達で正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 乳幼児の正常な言語発達で正しいのは「4歳で4つの色を正しく言える」である。
4歳ごろには、赤・青・黄・緑など4つの基本色を正しく言えるようになる。色の概念が身につき、語彙が増えたことを示す発達の目安である。
他の選択肢は時期が誤り。 喃語(「ばぶばぶ」など子音を伴う反復音)が出始めるのは生後1か月ではなく、生後6か月ごろである。生後2〜3か月ごろはクーイングの時期にあたる。 意味のある1語(初語)が言えるのは生後6か月ではなく、1歳前後である。 2語文(「ワンワン きた」など)を話すのは1歳2か月ではなく、2歳ごろである。
言語発達の節目は、クーイング(2〜3か月)→喃語(6か月ごろ)→初語(1歳前後)→2語文(2歳ごろ)→色の名称(4歳ごろ)と、時系列で並べて覚えるとよい。
クーイングとは
生後2〜3か月ごろに出る「あー」「うー」といった母音だけの発声。子音を含む喃語より前の段階。
- 1
生後1か月で喃語が出始める。不正解
喃語が出始めるのは生後6か月ごろで、生後1か月はまだ産声・啼泣が中心である。
- 2
生後6か月で意味のある1語が言える。不正解
意味のある初語が出るのは概ね1歳前後であり、生後6か月では早すぎる。
- 3
1歳2か月で2語文を話す。不正解
2語文を話すのは概ね2歳ごろで、1歳2か月では早い。
- 4
4歳で4つの色を正しく言える。正解
4歳ごろには4つの基本色を正しく言えるようになり、正常な言語・認知発達の指標となる。
📚 関連知識
| 時期 | 言語・社会性の発達 |
|---|---|
| 生後2〜3か月 | クーイング(「あー」「うー」など母音の発声)、社会的微笑 |
| 生後6か月ごろ | 喃語(「ばぶばぶ」など子音を伴う反復音) |
| 生後9〜10か月 | 人見知り、指さし、後追い |
| 1歳前後 | 意味のある1語(初語) |
| 1歳6か月ごろ | 単語を数語話す、絵を指さす |
| 2歳ごろ | 2語文(「ワンワン きた」) |
| 3歳ごろ | 自分の名前と年齢が言える |
| 4歳ごろ | 4つの基本色が言える |
1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査は母子保健法に基づき市町村が行う。発達の節目の確認に活用される。
参考: 系統看護学講座 小児看護学 成長・発達
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について