第107回 看護師国家試験 午後 問53 解説
📝 問題
乳歯について正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 乳歯は生後6〜8か月ころから生え始める。
乳歯は生後6〜8か月ころに、下顎の乳中切歯(下の前歯の真ん中)から生え始める。 そのあと2〜3歳ころまでに20本が生えそろう。 エナメル質と象牙質が薄いため、乳歯はう蝕(むし歯)になりやすく、進行も速い。
他の3つは数値と向きが違う。生えそろうのは2〜3歳ころで、5〜7歳ころではない。 28本は永久歯の数(第三大臼歯を含めると32本)である。 う蝕はなりにくいのではなく、むしろなりやすい。 乳歯20本・生え始め6〜8か月・生えそろい2〜3歳という数値を確実に押さえたい。
- 1
6〜8か月ころから生え始める。正解
乳歯の萌出は生後6〜8か月ころ、下顎の乳中切歯から始まる。
- 2
5〜7歳ころに生えそろう。不正解
乳歯が生えそろうのは2〜3歳ころであり、5〜7歳ころではない。
- 3
全部で28本である。不正解
乳歯は全部で20本であり、28本ではない。
- 4
う蝕になりにくい。不正解
乳歯はエナメル質・象牙質が薄いため、う蝕になりやすく進行も速い。
📚 国試でよく狙われるところ
乳歯は、本数と時期の数値と、う蝕の予防法がセットで問われる。乳歯20本・永久歯28〜32本という数の違いと、乳歯はう蝕になりやすいことを結びつけて覚えよう。
- 乳歯はエナメル質・象牙質が薄く、う蝕になりやすく進行も速い
- 就寝時の哺乳瓶による糖分摂取は哺乳瓶う蝕の原因になる
- 歯が生えたらガーゼや乳児用歯ブラシで清拭を始め、保護者による仕上げ磨きを習慣づける
- フッ化物塗布・フッ化物配合歯磨剤がう蝕予防に有効
- 1歳6か月児健康診査・3歳児健康診査では歯科健診が行われる(母子保健法に基づき市町村が実施)
| 項目 | 乳歯 | 永久歯 |
|---|---|---|
| 本数 | 20本 | 28本(第三大臼歯を含めると32本) |
| 萌出の開始 | 生後6〜8か月ころ(下顎乳中切歯) | 6歳ころ(第一大臼歯・下顎中切歯) |
| 生えそろう時期 | 2〜3歳ころ | 12〜14歳ころ(第三大臼歯を除く) |
参考: 小児看護学 標準テキスト/日本小児歯科学会 関連資料
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について